ASPも「フィー」をとる

ASPはアフィリエイトで発生した総報酬の約3割をASP分の報酬として徴収します。ASP、つまりアフィリエイトサービスプロバイダーの役割は、ただ広告主とアフィリエイターをつなぐだけではありません。

広告主の希望は、「より沢山の成果」を出してほしいということにあります。もともとアフィリエイトのフィーは単品毎に「利潤」が残るように設定されたものです。つまりアフィリエイト経由で売れれば売れるほど、広告主は儲かり、利益も残るということです。ですから、広告主がアフィリエイトサービスプロバイダーに望むことは「より多くの成果を出してほしい」ということです。そのためにASPは広告主に対してコンサルティングというかたちでさまざまな「提案」を実施するものです。「この商品はもっと売れます」であるとか、より商材に適した媒体のリクルーティングなどです。

アフィリエイトサービスプロバイダーにはさまざまなサイトがアフィリエイターとして登録しています。それらのサイトは実に沢山のカテゴリがあります。アフィリエイターの数だけ嗜好があり、アフィリエイターの数だけ「得意」なことがあります。電子機器やメカニカルな案件を得意とするアフィリエイターもいれば、教育サービスを得意とするアフィリエイター、食品販売などの解説が得意なアフィリエイターなど、挙げればきりがありません。それらのサイトと広告主をマッチングさせること、アフィリエイトサービスプロバイダーはまずそのようなことを考えます。そして次に、どのような施策を打てばアフィリエイターが注目してくれて、成果が良くなるのかということを考え、広告主に提案します。それは一時的に成果報酬をアップするキャンペーンであったり、何か違う付加価値をつけたりと、方法はさまざまです。

アフィリエイターからは、そこにアフィリエイトサービスプロバイダーの管理サイト、管理画面があり、それを通じてさまざまな商材を探すだけなのですが、実はASPは裏では広告主と深くプロモーションについて施策を巡らせているのです。アフィリエイターの頑張りで獲得した報酬の3割相当の金額を徴収するのは、「そこにその枠組が存在しなければ発生しなかった成果」であるからです。広告主はASPに登録したからそれらの報酬を得ることができたのです。アフィリエイターはASPがその広告主を捕まえてくれたから、その案件を取扱うことができたのです。

実際のプロモーション活動を行うのはアフィリエイターではあるものの、それらの活動を安心して続けられるようにするためにはASPの存在が必須なわけです。それらの事実を鑑みると、ASPが徴収する3割の報酬は決して高いものではなく、アフィリエイターにとってはなんの影響もない金額でもあります。

管理画面を通じて、アフィリエイトサービスプロバイダーと広告主が見出している「そのプロモーションの意図」を汲み取ることで、よりニーズに合致したプロモーションを行うことができるかもしれません。そこになぜその案件がならんでいるのか、なぜその時期に「報酬アップ」になっているのか、それらのことを考えることで、自身が何をすればより成果があげられるのかということが見出だせるかもしれません。